トルコリラFXにドルコスト平均法でTRY!

為替相場の荒波にトルコリラで挑むFXブログ。主戦術はドルコスト平均法。

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マネックス証券に口座を持っているので、毎日、相場概況やらコラムやらが載ったメールが届きます。内藤忍氏のコラムもあって、なかなかためになるときもあります。

そのメールで最近宣伝されているのが、表題のアジア開発銀行の2年もの15.10%トルコリラ建債券です。

メールを見て、軽い気持ちでFXとの比較をブログに書こうと思い立ったのですが、詳しく調べようとマネックスのサイトにアクセスしてみたら、とんでもない商品で驚きました。

以下、抜粋…

外貨建て外国債券をお取引される場合、所定の為替手数料(1トルコリラにつき2円50銭)がかかります。



なんと、為替手数料が2.5円もかかっています!ようするに1トルコリラ87円のときにこの債券を購入するなら、実質89.5円のレートで買わされるというわけです。

そして、さらに驚くのが、満期後にトルコリラから日本円に戻す際にも2.5円がかかるのです!

つまり、往復5円も為替手数料がかかる…



他にも複利運用ができない点、中途売却コストがかかる点など、FXと比較すればデメリットばかりです。

唯一メリットと思われるのは、トルコの政策金利が下がっても金利15.10%が保証される点くらいでしょうか。

しかし、こんな債券に投資するくらいなら、FXでトルコリラに投資した方が1万倍マシです。

FXなら好きなときに低コストで売却できますし、毎日スワップとして反映されるので利息も再投資に使えます

そして、購入手数料が1トルコリラに対して無料~3銭しかかかりません(ヒロセ通商のLION-FXやHirose-FX2ミニなどの場合)。

つまり、1トルコリラにつきトルコリラ建債券なら5円かかるところが、FXなら3銭で済むのです。

15%の利回りなら、それでも2年後に利益が出ているかもしれません。しかし、FXのリターンと比べれば必ず目減りしています。



金融広告を読めという吉本佳生さんの名著がありますが、商品知識のない人はかくも金融機関のカモにされているわけです。

マネックスはFXも扱っているので、それくらいは分かっているわけで、荒稼ぎできる商品だからこそFXには触れずに熱心に勧めているのです。

ニュースや新聞でFXの名前を見るときには「何億円も稼いで脱税した」という尾ひれが、かなりの確率でついています。一般の投資家にはまだまだFXは投機的なものとして印象が強いのではないでしょうか。

FXをそういうものとして毛嫌いしている投資家には、スワップ運用を心がければ低コストで外貨預金的な使い方ができるという話は耳に入りません。

そういう投資家に年利15%の高利回り債券があると耳打ちして稼ぐのが、今回取り上げたアジア開発銀行のトルコリラ建債券です。

マネックスとしてはこんなに美味しい商品はないでしょう。高い手数料を徴収できて、尚且つ、顧客も利益が出る可能性が高くクレームにつながりにくい。最終的に利益が出れば人は満足してしまいます。本当はもっと大きなリターンを手にできたにもかかわらず

しかし、知っている人には簡単にからくりが分かってしまいます。

せめて、米ドル程度に片道1円くらいの為替手数料なら非難するほどのものでもなかったのですが、2.5円はちょっとやりすぎだと思います。どうしても心象が悪くなってしまいます。



グループ会社マネックスユニバーシティの内藤忍さんの新著がコストを重んじるインデックス投資家に受けていることはなにかの皮肉でしょうか。

マネックスには短期的な儲けのために将来の顧客を失う可能性もあることを肝に銘じてビジネスに臨んで欲しいと思います。

そして、個人投資家は自己防衛のためにも、最低限の知識を手に入れるべきでしょう

吉本佳生さんの著作(「金融機関のカモにならない!おカネの練習問題50」「金融広告を読め」)を1冊でもぜひ読んでみてください。銀行や証券会社の売りたい商品と顧客の買いたい商品にズレが起こる理由がよく分かります。

資産運用本を読んで分かったつもりのにわか投資家が金融機関には一番おいしいのかもしれません。

資産運用の大切さを説く本は確かに重要ですが、同時にカモにならないように喚起も促してほしいものです。
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テーマ:海外投資 - ジャンル:株式・投資・マネー
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